Sound Monologue

arz - ART THEATER - リフレインを軸とした広い意味で電子音楽を作っています。Electro - Techno - Soundscape - Cinematic - Ambient - 環境音楽

ソフト音源のデメリット?

かなり間が空いてしまいました。
最近ちょぼちょぼ新しい音源を購入(探求)してますが、どうも宜しくないです。
ちゃんと基本仕様レベルの部分が動かない音源に数回当たって正直萎えました。
主に動かない部分としてHOST(DAW)と同期する部分が甘いのがほぼほぼ100%。

昨今音源内で複数のモジュレーションを当てるのは今や殆どの音源で出来るのですが、例えばLFOシーケンサーを同時に使った音色があったとします。よく1Keyでフレーズが鳴る系だと思って下さい。当然数小節同じフレーズが続いたりするとDAW上はその分の白玉を入力するのですが、そこが長くなるとズレるという音源が幾つか有るんです。

音源にもよりますが2小節程度でリトリガーすれば気にならない範囲の場合もあります。
が…そもそも論として何故ズレる状態で販売してるのか?って思うわけです。

動作テストは概ね以下の要領でやっています。

なるべくシンプルな音色でイニシャライズしたパッチから作成します。
MGソース其々にSync/ON(ホストのテンポ同期をON)にします。
LFO、EGの場合はスタートを鍵盤を押した時に再トリガーされる設定にします。
シーケンサーは鍵盤を押した時に頭から再生される設定にします。
MGソースそれぞれのテンポの設定(RATE等)は同じor倍数に設定します。
16小節の白玉をDAWに入力したリージョンを用意します(C3で16小節1ノート)。
別トラックにドラム音源で4分打ちのガイドをいれて再生します。

するとスタートもテンポも同じMGソースが何故かズレるのです。

全ての環境(異OS,異DAWでの確認)を自分で試したわけでは無いので個別環境問題かはっきりとは断言できませんが、少なくとも直近購入のとある海外の音源メーカーでは再現を確認して修正バージョンを用意してくれたりもしたのでベンダーもバグと認識してるのは間違いないようです。しかし残念ながら最終的に曲中で使うとテンポ同期する音色はやはりズレるのでダメという結果でかなり萎えたました。後英語でやりとりだったのもあり脳みそリソース消費が激しくその時はもうそれ以上メーカーに食い下がる事が無理だったのです。

でやっぱサードパティー系ベンダーのプログラムクオリティってこんなもんなのかとも思いつつも…その後幾つか音源買って最初に同じ様なチェックをしたのですが尽くダメなんですよね。やっぱここいらはソフト音源のデメリットと言えるのかもしれません。ハード音源だとまずありえないですよね。

めげずにバグ報告はしていきますがあまりに対応が無いor遅いような所やそういう使い方以外での利用価値が全く無い音源はきっぱり諦めるしか無さそうです。残念。でもね正直コンセプトや狙ってる仕様は良いもの有るので応援はしたいと思うのですよ。ここジレンマです。

なんか別の使い方で活かせるなら活かしたいなと思いつつ、、、

※ダメだったメーカー製品名は今回出しませんがいずれ検証動画は作るかもしれません。
※この機会に手持ちソフトシンセを試して症状の無かったメーカー。
正常にホストと同期出来、テストでズレが無かったメーカーです。
(要は今まで気にならなかったって事はちゃんと同期出来てたって事なんだろうけど)
NI KONPLEAT、ARTURIA Vコレ、Logic付属音源のAlchemy、Tone2 Electra2、DSAudioSoftware Thron、D-16Group LuSH-101、UVI Falcon、u-he Bazille ACE、Waves ELEMENT、CODEX
※MacOS10.14.6、LogicProX10.5.1環境でテストしています。
iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)、3.2 GHz Intel Core i5、24 GB 1867 MHz DDR3環境で音源とガイドリズムの2トラックなんで最新環境では無いにしてもマシン性能が足りないって事はおそらくなさげ。

ここ最近の上げたアンビエントドローン系をどうぞ。